Study of International Draughts - インターナショナル・ドラフツ研究

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Flankaanval

Flankaanval 研究 NO.2

ドラフツ戦略の中級の華、フランクアタックについてまとめていきます

フランク・アタックに対する防御1:49の役割

フランク・アタックへのシンプルな対抗策は、黒27を駒交換して取り除くこと。そのためには、49/43/38のフォーメーションが大切。交換が遅れるほど攻撃の勢力がますため、黒27に対して他の狙いがない場合は早めに交換することがおすすめ。49を早く動いてしまうと、黒27との交換ができなくなる。

上の図では、黒からは交換可能で、白からは交換不可能。よって黒に大きなアドバンテージがある。

なお、クラッシクだと48が大切(必要な時に、48/42/37を使い、37-31と進める(黒36と交換)ため。フランク・アタックの場合は、49が大切になる。

フランク・アタックに対する防御2:攻撃と防御のコマ数

24(29)にコマを進める前に、24を攻める/守る、相手と自分のコマ数を確認する必要がある。コマ数が足りないとせっかくのアウトポストを何度もアタックされ、最後にコマが足りなくなって、とられてしまう。こちらを参照。

フランク・アタックに対する防御3:背後から攻める

フランク・アタックをされたときの防御側の反撃として「白コマを28に進めて、黒ポスト27を孤立させ、37-31で取ってしまう」というのがあります。これを「背後から攻める」とも言います。

上の図で、37-32として攻めるのは、白の攻めコマ数が3つvs黒の守りコマ数3つで、黒はポストを守りきることができます。そうではなくて、28に白コマを進めて、黒の27を背後にくる支援コマ(22)との連携を絶ち、37-31として攻めるのが有効な反撃です。その手順は、こちらを見てください。

Flankaanval 相手をフリーズさせる。23へのコマ運び。

Flankaanvalで23まで占めると、相手を身動きできなくすることができます。35に行く含みを持たせていた40が34に上がるタイミングや、相手の反撃(白24を攻める黒13/19や白27を攻める黒18/22)の手をいかしてに殺すかは、とても参考になります。Flankaanvalの基本的なコマ運びとして習得しておきたいです。

棋譜はこちら

flankaanval の攻防

flankaanvalの攻防です。黒22、黒6、白44/39/33の重要性を理解することが大切です。
棋譜はこちら

Flankaanval の攻防 「肘」を狙う

Flankaanvalで攻めている時に「肘」ができることがあります。この形は「肘」のコマを外されると駒損になってしまう悪い形。これを利用して、Flankaanvalのポストを攻める方法があります。まずは、駒交換をして「肘」の形を浮き彫りにし、それから「肘」を狙い、それを防ぐためにポストの黒27を32に動かした時に、その弱くなった黒32を攻め取るというストーリーです。

棋譜はこちらまで

Flankaanval の攻防 Keller-Gambiet

Keller-Gambiet と呼ばれるFlankaanvalの破り方があります。白50と49が必要ですので、なかなかできる形ではないのですが、2コマを捨てる手は強烈な印象を与えます。詳細はこちら

Flankaanval の攻防 防御側白50の役割:黒27をサポートする黒28交換をするテイル(50/44/39)の土台

黒27があるときの、白50の役割も大切です。その関連は以下の通り。

1.黒27:Flankaanvalのポスト。
2.黒28:黒27をサポートするコマ。これがないと、白42-37で黒27をただ取りされてしまう。
3.テイル50/44/39:黒28を取り除くための交換をする。
4.白50:これがないと、テイル50/44/39が亡くなってしまう。44/39だけあっても、交換できにない。

この考え方がわかる棋譜はこちらまで。

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