ドラフツ100チャンピオンの変遷

ドラフツ100のチャンピオン一覧がこちらに載っています。(Wikipedia “List of Draughts World Championship winners”)

ドラフツの5つの時代

どの国の人がチャンピオンになったかでこの記録を見ると、5つの時代が浮かび上がってきます。

1885年~1947年(フランス時代)

フランスで1885年から始まったタイトルであり、そのせいか、基本的にフランスの時代です。1899年~1911年は Weiss が、1933年~1938年まで Raichenbach が、タイトルを保持しており、圧倒的な強さだったと思われます。

1948年~1954年(オランダ時代というか、Roozenburg時代)

オランダ人の Piet Roozenburg がタイトルを保持します。この人がやり始めた中盤の戦い方は「ローゼンバーグ」という名前で呼ばれています。

1958年~1972年(ソビエト時代)

1958年~1967年は Iser Kuperman が、1968年~1972年は Andris Andreiko。Kupermanは、1974年にもタイトルを取り返していますので、息の長い大名人だったのだと思われます。

1972年~1985年(オランダとソビエトの戦い)

オランダ人プレーヤーの Ton Sijbrands、Harm Wiersma、Jannes van der Walが、輩出した時代です。ロシア人のAnatoli Gantvargと、タイトルを取ったり取られたりを繰り返します。この2つの国では、皆一喜一憂していたんでしょうね、きっと。そうそう、Wiersmaさんは、私のFacebookのフレンドでした。こんな大プレーヤーとフレンドで感無量です。

1985年~現在(ロシア時代)

1988年から8回タイトルを保持したAlexei Chizhovに、Alexander Schwartzmanが挑み、そして2003年~Alexander Georgievの時代が始まります。3人には、フランスの世界大会でお会いしました。写真もいっしょに撮らしてもらいましたが、こんな大プレーヤーだったとは思いませんでした。

こうやって、年代と強かった国・チャンピオンを並べると、その時代の空気を感じられ、プレーヤーたちをとても身近に感じます。


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