Study of International Draughts - インターナショナル・ドラフツ研究

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Flankaanval

Flankaanval 研究 NO.3

ドラフツ戦略の中級の華、フランクアタックについてまとめていきます

Flankaanval への反撃:同じコマ数でも全交換後、端を破ることができる

黒27に対する白の攻めコマと黒の守りコマが同数の時、そのすべてを交換した後で、黒の端を破ることができます。棋譜はこちらまで

Flankaanval への反撃:模範例

Flankaanvalへの反撃の模範的例です。その考え方は下の通り

<白のコマ配置>
・45/40/34のテイルがあり、29を確保することができる。
・44/39 49/43のショットの土台がある。

<考え方>
・まず29を確保。白29と進出する。
・その29を利用して、ショットを狙う。
・その前に黒6の守りコマは、白42と交換して、黒の端のまもりを手薄にしておく。
・そうしておけば、ショットの後、黒の端をブレークできる。

棋譜はこちら。流れるようなコマ運びです。

Flankaanval への反撃戦術

黒25白35があった場合、こんな反撃の方法もあります。棋譜はこちら

黒Flankaanval(クローズドフォーム)での白23への進出

クローズドフォームのフランクアタックをされているときに、白23へ進出できると、黒の陣形を分断できることがあります。
この形は、「スプリンジャー・トラスト」と呼ばれるようです。

棋譜はこちら

Flankaanval 黒27白28(白29)の形

フランクアタック側と防御側中央の攻防は、黒27白28(白29)で行われます。この形の発展したものが「ローゼンバーグ」戦型になります。
一言でいうと、白29があると白28は守られている。白29がないと白28は不安定、攻められやすい。とこうことです。以下の棋譜を参照してください。

白29のない場合は、こちら
白29のある場合は、こちら

Flankaanvalを仕掛ける上で注意する罠


Flankaanvalの経験が少ない方が陥る罠があります。
Flankaanvalは、相手側にせり出したポストを維持し続けることに特徴があります。相手にポストを攻められても、取り返して、ポストを再度取る。ただし、ポストの形を崩して別の形に展開することは、できません。ということは、Flankaanvalをしている方は、ポスト側を自分から解消することはできないということ。
したがって、そのほかの中央(あるいはその反対側のサイド)で(有利に)戦っていくことが大切なのですが、その反対側のサイドでも身動き取れない状態になると、両サイドで展開ができない形になり、全体がフリーズされたようになってしまします。
注意する必要があります。
その棋譜はこちらです。

34-29 のオープニングまとめ


34-29でフランク・アタックを目指す序盤があります。その変化をまとめました。白黒ともに自然にフランク・アタックを目指して盛り上がると、私には黒が指しやすそうに見えます。私には一工夫が必要です。

棋譜はこちら

Flankaanval 対局例


タンデムを作り、途中までうまく指せていましたが、ショットを見逃し、勝ちにまでもっていけませんでした。有利になっても勝ち切るのはとても難しいです。棋譜はこちら

3/9 研究会棋譜分析

研究会での池田さんとの一戦。分析すると、本当にためになります。分析結果はこちら

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