今回は、私がもっとも真似したいオランダ人プレーヤー Wiersma のクラッシック対局をならべます。キャッチ画像は、この対局の明暗を分けた局面だと思います。
棋譜
まずは一局ざっと眺めてみてください。いつものようにオランダの棋譜データベースにリンクを貼っておきます。棋譜はこちら。
頻出のClassicパターンで対局がはじまりました

黒はコマ交換で前に進みます。

白25があるこの形でのコマ交換は、黒側がtempiを +6 得します
白はこの 3vs3 のコマ交換を決断しました。

この対局の問題の局面

白は33-29と指しましたが、これが良くなかったようです

黒から 20-24 29×20 19-23 28×19 13×15 と指され、下の局面になりました。

白27が守れない形。黒からの11-17-22が防げなくなっています
コンピュータのお勧めは、34-29

同様に黒にコマ交換されても、下の図では白33が白27の援軍になりそうです。

白は27を守りきれず、27-21と進まざるを得ません

さらに17-21を狙われて白16は11に進まざるをえませんが、結局ダタ取りされてしまいました
