Study of International Draughts - インターナショナル・ドラフツ研究

play in world as Japanese Draughts Player – 頭脳ゲーム・ドラフツで世界中の人と戦う

Analysis - 対局分析

A. Steemsma – H. Wiersma(0-2) 1964

今回もWiersma のクラッシック対局をならべます。トップの画像は、この対局で「こうやって攻めるのですね!先生!」と感心した局面です。

棋譜

実はこちらオランダの棋譜データベースには入っていません。なので、そっけなくなるのですが、下に棋譜を載せておきます。

1.34-30 17-21 2.39-34 20-25 3.44-39 14-20 4.30-24 20×29 5.34×14 9×20 6.32-28 4-9 7.37-32 21-26 8.32-27 26×37 9.41×32 11-17 10.50-44 7-11 11.46-41 17-21 12.41-37 10-14 13.40-34 14-19 14.44-40 5-10 15.37-31 10-14 16.42-37 20-24 17.34-29 14-20 18.39-34 24-30 19.35×24 19×39 20.43×34 20-24 21.29×20 25×14 22.47-42 13-19 23.34-30 8-13 24.40-35 2-8 25.33-29 1-7 26.27-22 18×27 27.31×22 12-18 28.37-31 18×27 29.31×22 7-12 30.42-37 12-18 31.37-31 18×27 32.31×22 8-12 33.29-23 11-17 34.22×11 6×17 35.36-31 21-26 36.38-33 26×37 37.32×41 15-20 38.48-43 20-25 39.33-29 25×34 40.29×40 13-18 41.43-38 18×29 42.40-34 29×40 43.45×34 0-2

Turbodambase より

それでは対局を見ていきます

黒のWiersmaは20-25と端に進みましたが、この指し方の意図は私にはよくわかりません。

黒は2vs2のコマ交換でtempiを-3とします

黒24-30で2vs2のコマ交換。この交換で黒はtempiは3減ります。クラシックなら、tempiが少ないほうが望ましいとされています。


黒20-24×14でコマをバックさせ、更にtempiをマイナスします。

本局の分岐点

白番。ここでコンピュータのおすすめは49-43。実戦は33-29でした。ここまで評価値が+0.2だったのが、-0.1になってます。ただし、このくらいの評価値のゆれは誤差の範囲なのですが。

あまり望まない進出のようです

29/30を狙われているからなのか?白は27-22×22の進出を決断していますが、この22は、後で攻められそうです。


案の定、攻められています。


さらに攻めを見られています。

こうやって攻めるんですね!という手順

個人的に「角」と呼んでいる部分を交換して取り去ります。


「角」がないので、13-18の攻め取りが決まりそうです。うまい攻めですね。


数手後、攻め取りがきまりました。

「角を取って攻める」のがポイントだったのかな?

こういう攻めを決めたいです。

それにしても、22への攻め→23への攻めと攻めをつなげていくのが、きれいな流れですね。

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