Author: masatokawachi
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2月15日のゲームから
久しぶりの投稿です 久しぶりに投稿します。けっこう放置してしまいましたね。 今日の対局のポイント 今日対局のポイントは、下の手の形と狙いを知っているかいないか、でした。 では対局の流れを追っていきます。 初手は、最も普通の32-28 今回は初手 32-28 を選択。後は対局者の指手を見ながら、展開を決めるつもりです。 18ムーブ後の局面 しばらく指してこの局面になりました。 コンピュータ判定 +1.3 の有利 右辺の形が、白が心持ちいいかな?と感じました。理由は 黒は5が空いていて、白15がいい位置にいる 白24が黒の一団を動きにくくしている コンピュータ判定はというと、なんと+1.3!コマ1個強有利の判定です。 白の狙い 白の狙いは、28-23×23 の後の、23-19が狙いです。これを防ぐ手は、17-22×22くらいです。 問題の局面 ここで白はどうするか? コンピュータの示した手 ここで、コンピュータが示した Best Move は下の手でした。 この手の狙い コマ交換後、この図になります。ここで白の狙いは、23-19。黒の5が空いているため、キングを作る狙いです。 防げない狙い 防ぐためには、13-19しかない(13-18だと、35-30! 24×35 23-19 14×23 15×5)のですが、38-32 19×28 32×23 とコマ交換になり、結局下の図。 白から35-30 24×35 23-19 の狙いを防げません。こう指していれば、優勢でしたね。もっともこの形知ってないと指せなさそうです。 その後 これで、この対局の大切なポイント解説は終わりなのですが、この対局のその後もご紹介しておきます。 技をしかけてみる(ただし、有利とは限らない) しばらくしてから、キングが作れそうなので、技をかけてみました。 結局キングは作れたのですが、取り返されてコマの損得なし。結局コマ配置でちょっと不利かな?という局面になりました。まあ、そこまで読めないんだからしょうがないです。 黒のポカ:「当たりは要注意」 やってくれないかなー?と期待していたポカをしてもらいました。持ち時間5分の勝負だと吸い込まれるように悪手を指すことがあります。 次の黒の手は取る一手なので、白は好きな手を指すことができます。 この手でコンピュータの評価値が上がりました。 以下、キングを作れる形になって、その後相手の投了となりました。 棋力が一段あがるには、形の知識が必要 今回のポイントの形、あれがわかってて、かつ対局で応用できると、もう一団強くなれるはず。精進精進。
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柏木ドラフツの夕べ 師走杯 – The December Tournament of International Draughts in Gamespace Kashiwagi
柏木で集まって対局するだけでも楽しいのですが、もっと楽しみたい!ということで、これから毎月一回くらいのペースで、トーナメントやることにしましょう!という話になりました。続けられるだけ続ける予定!
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2018/12/20の柏木ドラフツの夕べ
年末慌ただしい中、有志が集まって、ドラフツしました。 詰めドラフツ まずは恒例の詰めドラフツをボードに掲載。 人が集まってきます。 解答はこちら 対局風景 考えにふけるプレーヤー達の写真を撮ってみました。 私と池田さん(白)の対局 最近、勝てない相手の池田さんに一矢報いんとがんばりましたが、結果引き分け。途中有利だったはずですが、勝ちきれない。 棋譜はこちら。 以下の図の局面が、この対局のポイント ここで黒番。黒が有利を確定する次の一手は? 解答は、上の棋譜の中に書いておきました。こういう手が指せるようになりたい。 よろしければ、ぜひどうぞ こんな感じでやってますので、ぜひご参加くださいね
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トルコ・チェッカーのルールと対局例
チェッカーで最も激しい「トルコ・チェッカー」 チェッカーには沢山の種類がありますが、中でも最も激しいのが、「トルコ・チェッカー」。「Turkish Draughts」とも呼ばれています。中東各国で楽しまれているドラフツです。 見かけが違う。動きが斜めでなく、縦横 他の種類のドラフツと異なり、コマはチェスのポーンのようであり、またコマの進み方は斜めではなく、前後左右となります。見かけが大きく異なるのが特徴です。 ドラフツ100との比較 8×8の広さの盤面を使う 前左右にジャンプしてコマを取ることはできるが、後ろジャンプでコマを取ることはできない キングがコマを取る時、ドラフツは「すべてのジャンプが終わってからコマを取り除く」ルールですが、トルコ・チェッカーは「ジャンプをしながらコマを取り上げる」のがルール 「ジャンプをしながらコマを取り上げる」のが激しさの源泉 このルールは、他のドラフツではあまりなく、ここが大きな特徴となっています。 実はこのルールのため、トルコ・チェッカーのキングはドラフツのキングより強力です。コマをジャンプした瞬間にそのコマがなくなっていくため、残ったコマはどんどん少なくなり、少なくなればなるほど、ジャンプされやすくなるためです。たった一個のキングが10コマ以上を一気に取ってしまうこともあり、ここでご紹介したドラフツの中では最も過激なドラフツです。 たとえば、このビデオ!ドルコ・チェッカーがいかに過激かが実感できるビデオです。 トルコ・チェッカーのルール ルールを説明したビデオをJCDAの方が作っています。 対局例 日本人同士で対局してみました。ドラフツと勝手が違い、戸惑いもありますが、面白い!激しさの真髄にはまだまだ触れていませんが、それでも面白いです。おすすめです。
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lidraughts – ドラフツ版lichess
チェスをやっている方はご存知かもしれません。無料lichess。手筋の問題、オンライン対局場、ユーザが作成した各種テキスト。上達を目指す方は、利用されていると思います。 lidraughts とは? lidraughts.orgは、「ドラフツにもlichessを!」と考えた方が、lichessのソースコードを利用して作らったドラフツを楽しむ人のためのサイトです。 lidraughtsのサイトとlichessのサイトを見比べてみると、よく似ているのがわかりますよね。 lidraughtsは無料です これから「できること」を紹介していきますが、その前に一言!登録さえすれば、無料で利用できます。 lidraughtsでできること lidraughtsでは以下のことができます。 対局・トーナメント対局 対局を始めたり、トーナメントに参加したりできます。特におすすめはトーナメント。毎日いつでもほぼ何らかのトーナメントが催されています。もちろん時間によっては参加者はそう多くはありませんが、海外のプレーヤーと気軽に対局できるのは、他にPlayOKしかなく、貴重です。 もちろんレーティングもあります。対局結果でレートが上下します。 なお、最近コンピュータによる対局分析ができるようになりました。これで対局で現れなかったコンビネーションなど発見することができます。 手筋の問題への挑戦 ユーザ登録して手筋の問題に挑戦すると、あなたのレベルに応じて、難易度が上下します。出てくる問題は、実用的な問題や、歴史的に有名な非常に面白い問題など、良問揃いです。これを利用するだけでも登録する勝ちがあります。 コマの位置の解答挑戦 ドラフツの棋譜は、ドラフツのノーテーション(表記法)で記載されています。これを知らないと、棋譜解説や詰ドラフツの解答を読むことができないので、上達したい人は習得必須です。 例えばマス41からマス37へ移動するコマの動きは、「41-37」と表記します。このノーテーションが使いこなせるようになるには、「このマスは何番か?」が瞬時にわかるようになる必要があります。 この特訓ができるページがあります。これもおすすめです。 ユーザが作った学習メモの参照 各ユーザーが自由に作った学習メモを参照できます。中には体系的なメモを作ってる方がいらして、参考になるものもあります。 トッププレーヤーの対局の観賞 最新のトッププレーヤーの対局を鑑賞できます。 おすすめの機能 おすすめの機能は、 トーナメント対局 対局のコンピュータ解析 手筋の問題 コマ位置の問題 です この4つは、入門者から中級者・上級者まで、どなたにでもおすすめです。ぜひ使って見てくださいね。
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De Problemist
詰めドラフツ愛好家の作る雑誌『De Problemist』 詰めドラフツ愛好家の作る雑誌に『De Problemist』というのがあります。先日購読登録して、第一号が届きました。 表紙はこんな感じです。 2018年10月号は、詰めドラフツ作家J. H. H. Sheijenの生誕100周年特集でした。 どんな雑誌でいくらぐらいするのか?というと オランダの「詰めドラフツ」愛好家の作った、「詰めドラフツ」愛好家のための、「詰めドラフツ」の雑誌 全部で40ページ程度 詰めドラフツの問題は、250程度 隔月発行。年6回 年会費20ユーロ 詰めドラフツ愛好家にとっては非常にオトクな雑誌です。 サイトもあります オランダ語になりますが、サイトはこちら。 この雑誌があれば、詰めドラフツを毎日堪能できます 非常にオトクな雑誌なので、ご興味あれば、上のサイトのコンタクト情報記載のページを参照して、メールしてください。